超訳 ニーチェの言葉

超訳 ニーチェの言葉　大活字版

作者：フリードリヒ・ニーチェ
編訳：白取春彦
発売日：2016年10月15日
出版社：ディスカヴァー・トゥエンティワン
ジャンル：自己啓発、哲学
その他：ドイツの哲学者、ニーチェ（1844～1900）の言葉をわかりやすく、大きな字で紹介した一冊。

「人生を最高に旅せよ」、「喜ぼう。この人生、もっと喜ぼう。喜び、嬉しがって生きよう」
本の帯などに書かれていたこれらの文言に惹かれて即購入。
というか、身近にこの言葉をプレゼントしたい人がいたから、というのが本当かな。
「嬉しがって生きる」なんて、なんだかなじみのない言葉じゃないですか？「嬉しがる」には、私にはちょっとふざけるみたいなニュアンスが含まれているように聞こえます。

で、読んでみての感想は、「元気が出た！」です。
とにかくわかりやすい言葉で、大きな読みやすい字で前向きな言葉がたくさん並び、昔の偉い人の言葉だと思うとさらに重みが増すような。(笑)
（いくつかは、ちょっと心に響かないものもありましたが(^^;））
今だからこそ、こういった自己啓発の言葉ってたくさんあるけれど、ニーチェが生きていた時代にはこの言葉たちはどんな風に聞こえたんだろう。もちろん今も昔も、読む人、聞く人によってずいぶん違うんだろうけど。

本書はニーチェのさまざまな著書から（おそらく前向きな言葉だけを選んで）抜粋してまとめてあります。
「大活字版」となっていて、おそらく年配の、字が読みづらくなってきた層に向けて出版された本なのだと思います。
でも、漢字や言葉遣いもそれほど難しいものは出てこないので、高校生くらいから問題なく読めそうですし、思い立ったらすぐに読める、元気がもらえる、すべての層向きの本だと感じました！
心が落ち込むときに、何もやる気が出ないときに、是非読んでみてください。