「最先端の新常識」x「子どもに一番大事なこと」が1冊で全部丸わかり
子育てベスト100
作者:加藤 紀子
発売日:2020年4月15日
出版社:ダイヤモンド社
ジャンル:育児書・教育
その他:
今年の4月に出版されて、7月には第5版との記載があった本書。
これまでにMockも多数のメディアで取り上げられているのを見かけました。
そんなに売れているのには何か訳がありそうですよね^^
メディアに出演されていた著者の加藤さんがおっしゃっていて、私も読み始めて「これは読む価値あり!」と思った言葉です。
本当に、子育てってそんなものだと思うのですよ。
みんな違ってみんないい。子どもも親も、みんな同じことさせたって、それに対して違うこと思って違う反応するんですから。万人に向けた子育て法なんてものはこれまでも今後も存在し得ないと思うのです。
でもしんどい!悩ましい!どうすればいいの?!
そこで今回のこの本、最新の研究結果や統計などを元に、著者が行ったこれまでの取材、実際の子育てを通して「これは!」と思う内容を厳選し、今のところこんな風にするのがいいって言われてるよ~と紹介してくれる本です。(笑)
大きなセクションは以下のように分かれています。
- コミュニケーション力をつけるには?
- 思考力をつけるには?
- 自己肯定感をつけるには?
- 創造力をつけるには?
- 学力をつけるには?
- 体力をつけるには?
これらのセクションを通して、「ベスト100」のタイトル通り、100の項目で構成されています。
私は前から順番にすべて読みましたが、「英語を得意にさせたい」→「73 英語を身につけるへ」(73は本の中の100項目中の73番目)などと、気になるところから読めば良いとのことです。
これまでたくさんの子育て本を読んできましたが、その中のどれとも違い、ここには客観的な根拠とそれを実践する方法が1つの項目につき短く書かれています。モンテッソーリもアドラー心理学も出てきます。それを、何を目的として実際にどんな風に取り入れるのかが書いてあり、そして合わなければサッサと違うことを試してみることをおススメされているのです。
子育てに悩む親には心が軽くなる本だと思いませんか?^^
習い事のことやゲーム・YouTubeのルール、家でのご飯や外食に至るまで、本当にいろんなことが書かれています。
Mock家では「読み聞かせ」の記事でも書いた通り、これを読んで読み聞かせを始めて、今も続けています。
また、「思考力」のセクションの「アナログのゲームで遊ぶ」を読んで、この本には紹介されていませんでしたが、「マンカラ・カラハ」というゲームを買って、家で遊んだり、旅行に持って行って宿泊先で遊んだりもしています。
あと、「書く③文章の型を知る」という項目に付箋を付けています。
子どもって例えば日記なんかを書かせても、「〇〇に行ってXXしました。それから△△しました。」と時系列でやったこと並べるだけになりませんか?感想文でも、読んだこと、起こったことをダラダラと書いていたり。でも小学校では文章の書き方、作り方ってそんなに教えてもらってないように感じます。カリキュラムの項目にあっても、時間の都合上サラッと流れて行ってるんじゃないかなぁ・・・。(実際に授業をずっと見ているわけではないのではっきりとはわかりませんが。)
どんな風に書けば伝わりやすいか、読み手が面白いと感じるか、これってある程度「型」があって、知っているか知らないかではないでしょうか。
せっかく文章を書く仕事をしているので、この辺はしっかり子どもたちに伝えていけたらと思いました。
いろんな最新情報が詰まっている本書、子育ての参考書として一家に一冊用意して、迷ったら気軽に手に取るという使い方もおススメです♪
Kindle版 1,336円
単行本版 1,650円(どちらも税込み)↓