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第28回 いたばし国際絵本翻訳大賞
今年もついに来ました!
Mock、絵本の翻訳出版を目指していると言いながら、年にたった一回の具体的な活動!(笑)
8月に入る前ごろから今か今かと待っていて、8月12日にFacebookにて、8月20日に詳細発表を行いますと情報が流れ、「きた~!!!!」ってなりました^^
いたばし国際絵本翻訳大賞HPへのリンク↓
Mockは今年で3回目の挑戦です。
1年に1回のこのワクワク、本当にたまりません~(⋈◍>◡<◍)。✧♡
一度応募した事のある人には、発表されてからしばらくすると応募の際に書いた住所に封書で案内が届きます。
が、Mockはいつもその封書を待てずに、すぐにメールで応募してしまいます(^^;
今年も早速メールで応募し、すでに対象の絵本が送られてきていますよ。
著作権上、表紙であっても写真を撮ったものを載せるのはよくないという情報を見たので、以下の通り掲載させていただきますね。↓
受付期間は2021年10月31日(日)までとなっていますが、先着順で、英語部門は応募者が1000人になると締め切られますので、気になる方は今すぐお申し込みを!
ぜひ一緒に挑戦しましょう♪
応募方法
応募方法はざっと下記のとおりです。
- 往復はがき、またはメールに必要事項を記載して送付
- 事務局からはがき、またはメールで返信がくる
- はがき、またはメールに記載されている振込先に参加費を振り込む
- 課題絵本や必要書類が送られてくる
おすすめポイント!
今回、3回目の応募で感じたおすすめポイントを書いておきますね。
- 毎年とても美しい絵本で、しかも異なったテーマなのでいろいろな絵本に触れられる
- 参加費3900円で審査、講評までしてもらえるのはお得!(Amazonで見るとこの絵本、3700円くらいした( ゚Д゚))
- 講評(全体講評のみです)がとても勉強になる
- 大賞は出版できる可能性あり
- 賞金あり
いやぁ~、ここまで書いて本当におすすめだなと改めて思います!
翻訳時に気を付けること
絵本の翻訳に取り組む時に、気を付けることは以下のとおりです。(Mockの場合)
- ターゲット年齢(これにより、分かち書きをするのか、漢字を使うか使わないか、言葉選びなど)
- タイトル(最初は仮タイトルをつけ、翻訳終了後にじっくり練る)
- リズム(絵本は読み聞かせすることが多いので、何度も読んで、聞きよいリズムも意識)
- テーマ(これは昨年からの反省から!良ければ昨年の振り返り記事をご覧ください。)
提出しました!
2021/12/3更新♪
提出期限が11/30消印有効の中、先日、11/29にギリギリで翻訳を提出できました!
今回の翻訳手順はざっくりと以下の通りです。
- 原文をざっと読む
- 原文を声に出して読む
- 付箋で本にページ番号を付ける
- ざっと意味だけ取って訳す(わからない単語はここで調べる)
- 訳文をひとつずつじっくり練る
- 訳文を声に出して読んでみて、全体の流れやリズムを調整する
そして、最終チェックポイントは以下の通りです。
- 人物の名前の訳し揺れがないか
- キーワードになるものの呼び名の訳し揺れがないか(Shack、Woodsなど)
- 文章単位で呼応した箇所、類似表現の箇所などの訳が適切か
- 主人公の気持ちの変化を訳に反映できているか
- 分かち書きのスペースが適切に入っているか
- 漢字とひらがなのバランスは適切か
- 誤字脱字はないか、句読点は適切か
すでに翻訳をされる皆さんにとっては、ご自身の翻訳手順、チェックポイントと比べてどうでしょうか?
また、これから絵本翻訳に挑戦される皆さんに少しでも参考になれば幸いです!
実は私、9月に大きな病気が見つかり、検査や手術も控えているのでお仕事をお休みしております。
気持ちが落ち込んで何も手に着かない時期もあったので、今年はゆっくりしてコンテストへの応募も諦めようかと考えていました。
が、一念発起して少しずつ翻訳を進め、ギリギリで提出できました!
なんとか最後まで作業を終えるとやっぱりめちゃめちゃ達成感がありました!
人生どんな時もありますが、ひとつでも好きなものだったり、目の前にあるものだったりをこなすことで気持ちが前を向くこともあるなぁと実感しました。
ありきたりな話ですが(^^;
後は講評の発表を楽しみに待つばかりです~♪
講評とともに振り返り
2022/10/21更新♪
2022年2月25日付けで、結果と講評が郵送されてきました。
そのころ、Mockは抗がん剤治療中でしたので、身体的にも精神的にも精読する気にはなれず、
結果にサラッと目を通しただけで放置していました。
今回やっと重い腰を上げて内容をしっかりと読んでみましたので感想を追記します!
一次審査の基準として以下の項目が挙げられていました。
- 読みやすい文章になっているか(ちゃんと日本語になっているか)
- 絵本にふさわしい言葉・漢字が使用されているか(対象年齢が意識されているか)
- 誤訳はないか
- 原文にはない勝手な補足(不必要な付け足し)がされていないか
- 誤った日本語が使用されていないか
- 誤字脱字はないか
- 台詞の口調がその登場人物にあっているか。また、作品内で統一されているか(途中でキャラが変わっていないか)
- 不必要・不自然と思われる極端な幼児語が使われていないか
(「第28回いたばし国際絵本翻訳対象 英語部門 講評」より)
上記を中心に、90近くのチェックポイントを作って評価し、まずは応募790作品中30作品まで絞ったとのことでした。
間違いやすい箇所として、具体的な例もいくつか挙げて説明がありました。
この基準や具体的な例の箇所も含め、Mockとしては自分の訳の中でだいたい抑えられているなと思いました。
でも!30作品には選ばれていないのです(^^;
その理由は講評を読み進めていくとよくわかりました。
大賞を取られた方の訳をいくつか紹介してあったのですが、それを見ると一目瞭然!
切り取ったいくつかの文章を読んだだけでも、本当に生き生きして、急に作品に「息を吹き込む」ことのできる訳だと感じました。
「じゃあ具体的に何がどうなればいいの?」というと、説明は難しいです💦
「こんなところは気を付けましょう」、「ここはこんな風に間違いやすいです」といった基準は満たしても、まだその先へは行けていないということでしょう。
でも、今回も「スタートラインには立てている」という確信が持てたので、今後もさらに良い訳ができるよう、精進していきたいなと思いました。
現在、第29回の申し込み期間中ではあるのですが、10/14に応募定員に達して締め切るとの告知がありました。
絵本翻訳に興味のある方は、次回ぜひ一緒に挑戦しましょう♪
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