小学生の本事情~おすすめの本!~

こんにちは!Mockです。
今回は、お子さまが小学生になり、そろそろ文字の少ない絵本を卒業して少しずつ文字の多い本にも慣れていってほしいな~という親御さんに、本好きの長男(4年生)本は苦手な次男(2年生)とのこれまでの経験からおススメの本をご紹介していきます!

小学生の絵本卒業はいつごろ?

これはなかなか個人差もあるので難しいところです。
でも1年生から文字ばかりの本を自分でどんどん読む子はほとんどいないだろうと思います。
本好き長男くんが初めて分厚い本をガッツリ読んだのは3年生の終わりごろ。それまではやっぱり私が読み聞かせてあげるスタイルでしたね。本苦手次男くんは現在2年生で、未だに絵の少ない本は自分から読みません~💦
だからと言って絵本を読んでいるわけでもなく、「妖怪図鑑」だとか「危険な動物(or虫)図鑑」だとかの、ストーリーのないものばかり見て楽しんでいます。(字を読んでいる様子はありません。ww)

【第1位】ダントツおススメ1位は!「ふしぎ駄菓子屋銭天堂」シリーズ!

ズバリ、ふしぎ駄菓子屋銭天堂シリーズです!!

こちら、1巻~14巻までのセットもあります!(Mock家ではこのセットを購入)
2021年10月現在は16巻まで発売されているようです。
これね、何がおススメって、NHKでアニメが放送されていて年齢、性別問わずみんな好きなんですよ。うちの4年(男)、2年(男)、年中(女x2)みんな好きなんです!
人はみんな、基本的に知らない絵や本のお話にあんまり興味を持たないですよね。で、子どもって興味の範囲が大人よりずっと狭いわけです。知らないものを手に取って読むことってなかなか難しいと思います。
でもこれだとテレビで見たことがあるし(なければ是非見せてあげてください~)、アニメは1話10分ほど。本も1話が短いのです!
そして、私も14巻までは全部読みましたが、汚い言葉や変な言葉も出てこない、誤字脱字などもない、きれいな日本語が使われていてとても優秀です。

でも待って!うちの子、いきなりこんな小さな字の本が読めるかな?と思った方に。
導入編としてこちらはどうでしょうか?

まだ字の読めない年中(いや、年少の時だったかな?)の双子に購入した本です。
銭天堂のお店の中がどうなっているかや、売っている不思議なお菓子の解説がたくさんの絵とともに書かれています。双子は絵を見て楽しんでいますが、後ろの方にお話しが3話収録されているので、絵を見て楽しんで、ちょっと挑戦する気になったら後ろのお話を読んでみる、というのに最適ではないでしょうか。

全体的に1話がだいたい20ページから30ページほどとなっていて読みやすい上に、アニメを先に見ておけば話の内容もわかっているのでサクサクと読み進めることができると思います!
「きちんと読み」もできますが、「文字の多い本に慣れる」という目的には最高のシリーズです!

Point!
テレビで同内容のアニメが観られる短いお話!

【第2位】やっぱり大きな文字の本!のおすすめ

ぼくはめいたんてい」シリーズ

Mock家では上に紹介したきえた犬のえ(60ページ)とまよなかのはんにん(45ページ)を購入していますが、シリーズがたくさん出ていて雪の日のお話やハロウィン、クリスマスのお話などもあるので年中イベント向けに購入も良さそうです♡
セット売りもあるようですよ!

パンケーキ好きの少年探偵ネートが身の回りの小さな事件を解いていくストーリーです。
こちらのおすすめポイントは、文字が大きいことと子どもたちが大好きな謎解きの内容になっていることです。
海外の本を翻訳したもので、もともとはMockが児童書の翻訳コンテストに初めて応募する時に、どんな風に訳せばいいのかの参考にしようと購入したものなのですが、謎を解く名探偵(!?)のお話で、読んであげると子どもたちが思ったより聞いてくれました。
最初は大人が一緒に読んであげるスタイルで、1年生からの絵本卒業にはもってこいのシリーズだと思います!

Point!
大きな文字で、子どもたちの好きな探偵推理ストーリー!

「かえるくんとがまくん」シリーズ

こちら、「かえるくんとがまくん」という呼び方は本のタイトルとは異なりますが、かえるくんとがまくんのお話です。原題はFrog and Toad ・・・というシリーズになっていて、日本語タイトルはふたりは・・・となっています。

こちらはとても有名なのでご存じの方も多いと思いますが、かえるくんとがまくんの、とんちんかんだけど優しくてあったかい掛け合いが魅力のシリーズです。
字が多めですが、文字は大きく、茶色と緑の淡い素敵な色合いのカラー絵もたくさん出てきますので、半分絵本と呼んでもいいくらいの本です。読み聞かせなら年中ごろから、自分で読むにも小学1年生から挑戦できるのではないでしょうか。
また、現在2年生の次男くんの教科書にもこのシリーズの「お手紙」のお話が出てきます!
学校で習うと興味が出てくると思うので、通っていらっしゃる小学校によっては2年生で習うタイミングで読んでみるのもおススメです!

もうひとつおススメポイントは、英語版オーディオブックもあってその口コミ評価がとてもいいこと!
Amazonでは2021年10月現在、1684個の口コミの中で、92%の方が★5コを付けています!

ですので、英語を学習されている方であれば、日本語の本を読み、車の中や寝る前にオーディオブックで英語を聞くとより理解が深まってよいかなと思いました!
ちなみに現在Mock家では寝る前の英語オーディオブックとしてMagic Tree Houseシリーズを使っていますが、次はこの「Frog and Toad」にしてみようかなと考えています。

Point!
絵が多く読みやすい。教科書にも出て来て、英語版も充実!

「エルマー」シリーズ

言わずと知れた、エルマーのぼうけんから始まるシリーズです。
Mockも昔、講談社の英語文庫でMY FATHER'S DRAGONを読んでいて、見返してみると簡単な単語にマーカーを引いて意味を横に書き込んであって懐かしいです( ´艸`)
ここまで(今でも!)なかなか英語力が上がらずもがいてきましたが、こういうので語彙力や読む力を少しずつ付けていったんだなぁと思います。

本の帯には「よんであげるなら5才から、自分で読むなら小学生から」と書いてくれています。
ただ、うちの子たちの様子を見ていると、話の内容的に年中~小学1年生くらいまでが興味を持つ感じかなと思いますが、字も少し小さめで、ページ数も1冊で100ページを越えますので自分で読むには1年生になったばかりぐらいではかなり難しいです。読み聞かせにちょうど良いように思いました。
このくらいの分量のものを自分で読むようになると、うちの子はもう少し現実味のある世界だったり、実際の自分の生活に関係のあるような内容のもの(下に紹介していきますね!)を好むようになりました。
もし冒険ものが好きでうまく興味を持って自分から読むようになれば、ファンタジーで内容的にもとても良いのでおススメですし、翻訳本ですので英語もあり、そして「Frog and Toad」シリーズでも紹介していたオーディオブックも、こちらもAmazonで良い評価が付いていたので英語学習にも良い流れができるかもしれません!

Point!
昔から読み継がれる傑作。英語版も充実。

【第3位】「10分で読める」伝記シリーズ!

Mockはノンフィクションよりファンタジーな物語が断然好きなのですが、特に男の子って物語を好まない傾向があるように思います。
こちらの10分で読める伝記シリーズは世界の偉人が短く紹介されており、息子くんたちは私が思ったより食いついていました。長男くんはよっぽど心に残ったのでしょう、読んだ内容をおばあちゃんのおうちで話して聞かせていたようで、内容をしっかり覚えていることにおばあちゃんがびっくりしていました!
このシリーズで、「10分で読める名作」や「10分で読める物語」などもありますが、Mock的には物語を短くしたものはお話が端折られていてあまりおススメできません。
「とりあえず知識として話の筋を知っておく」程度の読み方はもったいない気がします。
伝記好きの方ももしかしたら同じようなことを考えられるかもですが、Mockとしては短く簡単に偉人たちの生き方や成し遂げたことを知れる本はアリでした。
そしてこのシリーズのいいところは、学年ごとに分かれていて、字の大きさも学年が上がるにつれて少しずつ小さくなり、漢字や内容もその年齢に応じて書かれているところです。
選ぶのに迷わないし、子どもたちって割と、「○年生」と表紙に書かれていると、「あ、自分の学年だ!」と興味を持ちます。
初めて買う時には1つ下の学年のものを買ってあげるのがちょうどいいかなと思いますが、負けず嫌いタイプの子は「下の学年なんて!」と反感を持つかもしれませんのでその辺はご調整ください(^^;

Point!
短くまとまったストーリー!男の子は物語より伝記に興味を持つ傾向あり!?

【第4位】人気ゲーム・マインクラフトの本

マインクラフト、略してマイクラの小説です。シリーズで出ていますが、ストーリーごとに別の作家さんが書かれていて関連性はありません。表紙には1巻、2巻というような順番の分かる記載はありませんので、以下にまとめておきますね。

  • はじまりの島
  • こわれた世界
  • なぞの日記
  • ジ・エンドの詩
  • 勇気の旅

原作ではすでに8巻出ているそうです。
ただ上にも書いた通り、すべて作者は違いますしストーリーに関連性はありませんのでどれから読んでもまったく問題なしです。
実は長男くんが初めて長編を自力で読み切ったのはこのシリーズの「はじまりの島」でした。小学3年生の終わりごろです。
でもこちら、ヤングアダルトに分類されていて、中学生くらいが読む本なんですって!!
ゲームの力はやっぱりすごいです~!!
ただ、1冊は読んだものの、それで力尽きて「こわれた世界」は買ったまま放置されていたので、私が読みました(^^;
結局、Mock家が購入したのは上から2冊で、大人が読んだ感想は「有名なゲームの小説」ということを除けばそれほど面白いものではありませんでした・・・。
誤字脱字もすごく気になったところです。
(翻訳者目線で見ると、翻訳者さんは人気だから早く出版したい出版社に急き立てられ、出版社の方でも大してチェックしないまま出版に踏み切ったのだろうと推測してしまいます。時期を逃すと大きな売り上げを失うのかもしれませんが、Mockとしては活字として世に出す日本語にもう少し責任を持っていただきたいという気持ちです。
実際に自分が出版社からの依頼で翻訳するとなるとこんな偉そうなことを言うどころか、てんやわんやでろくでもない品質になりそうですが~💦)
それでも!マイクラの本というだけで子どもたちが興味を持って挑戦できるのなら素晴らしい1冊になりますね!

Point!
ゲームの力は偉大!たいてい食いつきます^^

その他、小学生男子が興味を持ちそうな本

逃走中

あのブジテレビで放送中の、メンインブラックみたいなハンターが追いかけて来る鬼ごっこ番組、「逃走中」が原案のお話シリーズ。
なかなか難しい言葉も出て来るし漢字も多いですが、すべてに読み仮名がついていますので興味さえあれば読めるのではないかと思います。
実際、本は読まない小2次男くんもこの本はときどき手に取ってパラパラとめくっています!

七不思議神社

学校の図書室大好き長男くんが、今朝「小説借りてきたよ~」と渡してくれた本。
迷路だのクイズだの図鑑だのを借りてきてもそんな報告はないのに、母が物語好きだとよく認識していて喜ぶと思ってわざわざ借りてきたことを教えてくれたのでしょう。
うれしいことです(´;ω;`)ウッ…
シリーズで3冊出ているようです。
漢字は多く、読み仮名を振っていないものもたくさんあるので低学年には難しい内容でしょう。読むタイミングのおススメは5~6年生です。
Mockも読んだのですが、ストーリーはさておき日本語の表現が豊かで、小学生がどんどんこんな日本語に触れていってくれるとうれしいなと感じました♡

番外編

読解力と語彙力を鍛える!なぞ解きストーリードリル

小学4年生から」となっている本書。本好きの長男くんが3年生の時に購入して挑戦しました。
「机に座ってお勉強」ではなく、リビングのソファで一緒に読みながら、普通の本を読み聞かせるようなイメージで進めました。
小学生のお友達4人の周りで起こる謎やちょっとした事件を解いていくストーリーで、7つのお話が収録されています。小学生、絶対好きなやつですよね!www
見開きページの上2/3くらいのスペースに物語が書かれていて、下1/3くらいに問題があります。さらに問題部分は右ページが読解問題、左ページが言葉の問題となっています。
「30日完成」と謳ってあり、お話の各段落に学習日を書く欄があり、達成感を得やすくなっています。
本の最後に「こたえと解説」があり、その後ろに言葉ごとの「さくいん」があり、最後に「30日完成別冊言葉ドリル」が付いています!至れり尽くせりで充実の1冊です!

親から見て本好き、語彙力・読解力に自信ありな子は3~4年生ごろから、苦手だなぁという子は5~6年生ごろに一緒に始めてみるのはいかがでしょうか^^
(6年生男子がお母さんと一緒に本を読んでくれるかどうか、まだ経験がないのでわかりませんが(^^;)
このほかに、同じシリーズで算数や歴史、理科なども出ています。私は国語しか試していないので詳細はわかりませんが、本書の構成を見ている限りどれも良さそうに思いますので気になる方はチェックしてみてくださいね!

本好きの長男には名作をと「トム・ソーヤ―の冒険」を、本を読まない動物好き次男には「ドリトル先生」を買って読み聞かせを試みたりもしていますが、今のところどちらも興味を示しません(^^;
文字の多い本デビューには、とにかく、まずは本人の興味のあるものから!これは鉄板の条件です!
魅惑の読書の世界へ、子どもたちをうまく誘えるといいですね♪

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