暑いですねぇ~
まだ6月。
なのに関西もあっという間に梅雨が明けちゃいました💦
去年もお盆の時期にずーっと嵐のような雨ばっかりだった記憶があるのですが、
今年も変な時期に雨が続くんじゃないかと警戒してしまいます。
さて、今回はうちの子たちがハマっている!この時期におススメの絵本を2冊ご紹介します。
存分に楽しむ対象年齢は5歳。
ですが、絵本はいろんな楽しみ方ができますから、3歳くらいから小学3年生くらいのお子さんまで幅広く読んでいただけると思います。
定番じゃない絵本ってなかなか手に取ることがないかもしれませんが、この2冊はちょっと不思議な世界に引き込まれ、子どもたちが夢中になること間違いなし!ですよ♪
目次
あめかっぱ
まず購入のきっかけになったのはこの美しい絵!
表紙には雨の日の鬱蒼(うっそう)とした森。
不思議な生き物「かっぱ」の出そうな怪しい雰囲気もありながら実際にはかっぱの絵はなく、
見るだけで何が起こるのかワクワクさせられます。
ストーリー
雨の降るある日、お母さんがお出かけするのでなおちゃんは訪ねてきたかっぱとお留守番をすることになります。
このまちでは、雨の日にこどもがお留守番するときにはかっぱが来てくれて一緒に過ごすのだそうです。
でもそれを知っているのはお母さんとかっぱだけ。
子どもはそんな決まりがあることを知らず、最初はかっぱを警戒します。
かっぱはピクニックに行くことを提案します。
森に出かけるとお友達も他のかっぱと一緒に来ていて、楽しい時間を過ごします。
見どころ
まず、絵がとてもきれいでこの世界観に引き込まれます。
そして絵の中に恐れやワクワク感がよく表れており、また、お話には「梅雨」や「〇月」などという言葉は出てきませんが、絵の中には湿気の多い空気感があり、また、紫陽花が出てくるなどしっかりと季節を感じられる内容になっています。
ストーリーの中でも触れたとおり、なおちゃんは最初はかっぱを警戒します。
突然、家にかっぱが訪ねてきたら怖いのは当然ですよね。
むしろお母さんが当たり前だと思っていることが不思議です。(笑)
そこからだんだんと楽しくなっていくなおちゃんの気持ちとともにお話は進んでいきます。
ピクニック先である池や森のページの絵は圧巻ですよ。
我が家の5歳の娘たちはひらがなを覚えたてで、自分で読むのに挑戦してみたり、私が読んであげたり。
かっぱが出てくるだけで盛り上がっていますし、また絵に出てくる他の動物たちを家族や兄弟になぞらえたり、ピクニックに持っていくおやつが出てくると、どれを食べたいなどと話し合っています。
この絵本では、季節を感じながら、子どもの興味を引く「食べ物」、「動物」、「妖怪」が美しい絵とともに登場しますのできっと夢中になってくれますよ!
プレゼントにもおススメです♪
レナレナ
オランダの作家さんの翻訳絵本です。
ちょっと変わった女の子、レナレナちゃんの日常。
多様性を大切にしようというこの時代に、レナレナちゃんの世界と、そのおもしろい発想をのぞいてみましょう!
ストーリー
左ページに、16分割されたマスに絵が描かれ、右ページに絵に沿ったお話が書かれています。
左右見開きで1つのストーリーが展開され、17つのエピソードが入っています。
どのお話もすべてレナレナの日常。
しかし何気ない日常のはずが、レナレナの(大人の常識からすると)斬新すぎる発想で不思議な展開を迎えます。
人間の髪の毛を食べたいと思っているネズミに逆立ちして髪を食べさせてあげて、髪が逆立ったまま戻らなくなったり、
はたまた、箱から出しすぎたチョコチップの山を片付けるのが面倒だから全部食べてしまおうと思ったけれど、途中で気持ち悪くなって横になる、というなんてことのないお話も独特のセンスで描かれています。
見どころ
絵は手書き風のシンプルな線で描かれていて、お話のフォントも手書きですので素朴でかわいらしい雰囲気になっています。
季節は袖なしの服を着ていたり裸で川で泳いでいたりと思えば、雪の日のお話があったりと、17つのお話があるだけで多岐にわたっています。
前から順番にお話しが続いているわけではないので、気に入ったページから読んだり、暑い日には水の出てくるお話を、雨の日には雨の日のお話を読むこともできます。
この中で実は一つ、初めて読んだときにちょっとした衝撃を受け、そしてずっと少し気になるページがあります。
レナレナがお友達と2人で川遊びをし、裸で寝転んで体を乾かしているとき、レナレナがお友達の背中に草や小枝を置き、最後にはおしりに小枝を突き刺すのです。
こ、これは・・・子どもたちにどう説明したものやら・・・。
このままスルーしてしまっていいものなのだろうか・・・。
子どもたちは
「おしりに小枝さした~!!」
と毎回ケタケタ笑っています。
昨今は早くから性教育をすべきという意見が多く、プライベートゾーンはきちんと守る意識をつけようという動きがあるのも事実。
レナレナの真似をして、無邪気にもお友達にこんなことをしてしまったら困りますよね。
そこで、いろいろ考えた挙句、
お互いの関係性にもよる、相手がイヤかイヤじゃないかが大切、という説明をしました。
また、レナレナとお友達は楽しんでいるけれど、プライベートゾーンはお友達であっても決して他人に見せるものではないということもサラッと説明はしました。
何度も読んでいますが、今でもそのページにくるとちょっとドキッとしてしまいます。
でも、社会的なルールは必要だけれど、自分の常識以外のものを拒否したり否定する態度も取りたくありませんし、子どもたちにもそんな大人になってほしくない。
子どもたちは毎回笑い転げているので、レナレナの世界として楽しんでくれればいいなと思っています♪
さて、今回は梅雨から初夏の時期におススメの「定番じゃない絵本」をご紹介しました!
ぜひお子さんと一緒に楽しんでみてください^ ^
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